和音で覚える
ボタンアコーディオンまたはフリーベース初心者の方のためのお話。 何の配列でもいいのですが、ピアノ式以外の配列を習い始めた時に最初は配置が覚えられなくて苦労します。 音階が弾けるようになっても、パッと「どの音がどこにある」というのが分かるようになるには、やはり時間と経験(練習量?)が必要。 先日、アコーディオンを始めて7ヶ月の方が新しい曲を始めたのですが、(ボタンなので)やはりどこに何の音があるか、まだまだ掴めていない様子。そこで、こんな練習をしてもらいました。 (これはフリーベースの場合でも使えると思います。)
例えば、あるメロディー《ド・ミ・ラ・ソ》があったとします。 ドから始めて次の音に行くのに、場所が分からないのでどうしても探しながら弾くことになると思うのですが、そうすると「探す」が故に、指の動線が長くなり無駄な動きが出来てしまう。ひどい時は、その動きが癖になってしまう。 また、1音1音をその場その場で探すため、何度やっても配列を覚えにくい。
そこで、単音で弾かずに和音で練習してもらいました。 上の例で言うと、本来はひとつずつド・ミ・ラ・ソと弾くところを一気に和音で。 最初はその音が合っているか確かめながら、4音揃ったら和音で弾くという形になると思いますが、慣れてくれば確かめずに一気に弾けるようになります。ポイントは手・指の形。 そしてこの練習のいいところは、単音で弾いた時に指の動線が最短距離になるところ。 1音1音探して弾くのではなく、手・指の形で覚えるので無駄な動きがない。
あとは、頭の中で鍵盤(ボタンの配列)を浮かべられるか、というのもポイントですね。
最初は、とても難しく感じられるかも知れませんが、なかなか配列の覚えられない方は、一度こんな風に練習してみるのもいいと思います。
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