指使い・その2〜フリーベース〜
前回に引き続き、指使いのお話です。
今日は、左手フリーベース。
フリーベースを簡単に説明すると、左側にも右と同じように単音が並んでいるシステムのことです。多くの場合は右と同じ配列です。(もちろん例外もあり。だいたい決まって例外があるのがアコーディオンという楽器です。笑)
私の楽器は、右がC配列なので、左もC配列。 前回のこの写真は右側ですが、左もこれと線対称に一番外側にドがあり、半音ずつ斜めに並んでいます。
さて、ドの音階の指使いです。
左は蛇腹の操作をしながらボタンを弾くので、右手よりも自由が利きません。特に親指は、ほとんど使えないので、基本的には人差し指〜小指を使います。
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ 2 3 2 3 4 2 3
これが私が習った運指ですが、「(ソからラの)4から2なんて、ありえない!」と言われたことがあります。 右手と違って、これ以外の運指を私は知らないので、他の例があげられないのが残念です。 線をびゃーっと引いて数字を消してありますが、この運指は習っていません。弾いてみると分かりますが、弾きにくいです。 そして写真を見て思われた方も多いと思いますが、すごくワイルドで濃い鉛筆書きは、私ではないですよ!パリで教えていただいていたマックス・ボネ先生のもの。この教則本も先生の本です。(Manuel d'initiation Accordeon Basses Chromatiques/Andre Astier&Max Bonnay)
先生は、ものすごく筆圧が強いので、鉛筆ボキッがしょっちゅうでした。
Cメジャーの音階だけでなく、それ以外もご紹介します。
AマイナーとGメジャー。 もちろん配列が違うと、この運指は全く変わってきます!
同じC配列の楽器でも、運指は人それぞれなので、あくまでも一例として参考になれば幸いです。
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